12: ◆ULqTtBUL.k[saga]
2017/07/23(日) 02:36:15.85 ID:jWGgUzWko
突然ぐいと引っ張られて、たまらずベッドに倒れ込んだ。
横並びになり、目と目が逢う。あの宝石のような瞳がこちらを見据えている。
「……起きてたんですか」
「はい。でも、そんなのは些細なことです」
それより、と彼女は顔を近づける。
まだ酔いが残っているのか、それとも非現実的な状況に頭が追いついていないのか。
まるで、映画館のスクリーンでも見ているような気分だ。
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