42:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 19:26:26.54 ID:+NyjqKO10
花陽「うん、ごめん。話せばよかったんだと思う。でも……」
凛「凛がね、誰にも知られたくないって言ったんだ」
花陽「結局、希ちゃんにだけは相談してたんだけど……」
希「ウチも、なんにも力になれなかった」
凛「そんなことない」
凛「2人は凛のせいじゃないってずっと言ってくれたよ。凛は、皆にそう言われたらどうしようって思ってて……」
絵里「誰もそんなこと言わないわ」
凛「……海未ちゃんも、ことりちゃんも?」
絵里「ええ、絶対言わない」
凛「そっか……」
真姫「凛、今は大丈夫なの」
凛「最近までちょっと変だったんだけど、今は大丈夫。この前絵里ちゃんに会ったあとね、にこちゃんにも会ったんだ」
希「にこっちに?」
凛「うん。それで、にこちゃんが何を考えてるのか、ちゃんとお話してもらったの」
絵里「それって……」
凛「にこちゃんね、何も聞かずに言ってくれたんだ。何があっても、凛がどんなでも、凛の帰る場所は私が作るって」
凛「それを聞いて、かよちん離れできるかなって。希ちゃん離れできるかなって思ったんだ」
凛「ねえ、希ちゃん、かよちん。凛、ちゃんと向き合えたかな」
希「凛ちゃん……っ」
花陽「うん、うん……っ」
凛「よかった……」
凛「あとね、絵里ちゃん」
凛「凛ね、絵里ちゃんにだけは、凛たちのことなんか気にせずに海外で幸せになってほしかった」
凛「でもね、でも……帰って来てくれて、また会えて、本当はね、嬉しかったにゃ」
絵里「……ありがとう、凛」
*
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