ことり「前略 木漏れ日の貴女へ」
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41:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 19:25:26.40 ID:+NyjqKO10


      *




希「……」

花陽「……」

絵里「……」

真姫「……凛」

真姫がそっと凛の肩を抱いた。

凛「……真姫ちゃん」

真姫「凛のせいじゃないわ」

凛「……でも」

真姫「凛のせいじゃ、ない」

必死に歯を食いしばって、真姫は何かを堪えていた。


花陽「……ごめんなさい」

絵里「え……?」

花陽「嘘、ついて。希ちゃんにお願いしたのも私だから」


花陽「凛ちゃんね、大学に入ったころ、少し変だったんだ」

花陽「だって、入学してすぐに、登山部に入るだなんて言って……何か探すみたいに、急に山に走って行っちゃったり……」

凛「山に入ったら、あの日をやり直せるんじゃないかって思ったんだ。今考えたら、バカみたいだにゃ……」

花陽「1回、本当に危なかったときがあって。それ以来、私がずっと一緒にいるようにしてたの」

真姫「……初めて聞いたわ」

花陽「真姫ちゃんは医学部で勉強が忙しかったから。それに、ことりちゃんのために余分な授業まで取ってたんでしょ?」

真姫「……でも、そんなの」




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