輿水幸子「骨董品鑑定のアシスタントですか?
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/21(金) 00:05:45.96 ID:mkp7hQoS0
幸子「む、難しいですね……」

鑑定士「いいんですよ。見て、触れて。感じたことを思うがままに言ってもらえれば」

幸子(そりゃあ、その方が面白くなるでしょうけど!)

住職「ええ。輿水さんの感性で、見たままを教えて下さい」

幸子(ええい!もうなるようになあれ!)

幸子「……す、素晴らしいですね!」

住職「おお!そうでしょう?」

幸子「この色。300年の時間を経て深みを増したかのような青からは、壷が見てきた時代のカワイイが伝わってくるようです!さらに、ボクの小さなカワイイ手にも馴染むこの形!誰の手にも馴染む様に作られているのでしょうね。高い技術、成熟した技!そんなカワイさを感じます」ペラペラ

鑑定士「ほう……」

幸子「それらを考えると…………この壷のカワイさは0.2幸子!カワイイポイントに換算すると1,500カワイイ!今は円高ですので……現在の日本円に合わせると…………でました!ボクの評価額は三百万円です!

※ちなみにカワイイポイントには変動相場制が採用されていますよ!ボクのカワイさは日本だけには収まりませんので!

幸子(やってやりました!やってやりましたよ!)

幸子「さあ!この壷の歴史にあやかり、ボクは三百万円と評価しました!次はフジキさんにも鑑定していただきましょう!」

幸子(正直、値札(三千円)に引っ張られました)

鑑定士「それでは失礼して」

幸子(鼻で笑って偽者ですな。とか言うんでしょう?ボクは詳しいんです。またバカにされる……って、ちょっと!なんでこっちに値札向けるんですか!やめて下さいよ!)


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