20:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 20:46:17.25 ID:9t2ZJ9VMo
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「中田さん、私です」
中田靖が宿泊しているホテルのインターホンを鳴らすと、ドアを開けて姿を見せた。
特に変わった様子はないようだ。
「それじゃ、行きましょうか」
ホテルの入り口に停めてある車に乗り込んで、処刑場へと中田靖を運ぶ。天気は今日もどんよりと曇っている。
「最近、くもりばかりで嫌になりますねー」
「そうですね……」
それから、何回か私が世間話をしてから、中田靖が相槌を打つだけの会話が続いた。
中田靖は、窓から空を見上げたり下に俯いたりしていた。
「もしかして、迷ってますか? それとも怖いですか? 人を殺すのは」
中田靖は頷いて、はいと答えたので、私なりの持論を語ることにした。
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