227: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/27(木) 16:27:42.01 ID:9jSPFaZyO
底野「霊長の殺戮者は如何でござろう!」
少女「……んぇ?」
少女はキョトンとしたまま、拙者を見つめていた。どうやら、言葉を知らないらしい。見た目は6〜8歳ほど。拙者は今年で14になるので、兄妹として通るでござろう。
底野「日も暮れてきた。拙者は町で食べ物を盗んでくる。霊長の殺戮者、しっかり橋下に隠れているのだぞ」
言葉が通じないので、とにかく笑顔を作り敵でないことを示した。どうして地位や名誉を捨ててまで、拙者は霊長の殺戮者を守ったか、自分の心に問うても答えは出ない。きっと、父上という魔王から囚われの姫様を助けた気分になっていたのだろう。いわゆる、自分に酔っていたのでござる。
底野「明日から日本語の特訓を始めないといけないでござる」
盗んだ飯>>228
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