225: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/27(木) 16:07:48.30 ID:9jSPFaZyO
拙者と少女はすぐに追いかけてくるであろう追捕人の目を欺くために、誰も近寄りそうも無さそうな葦だらけの橋下に身を潜めたのでござる。
底野「足は痛むでござるか?」
少女「ううん」
底野「何か食べたいものは?」
少女「ううん」
底野「名前は?」
少女「ううん」
底野「ううん、だけじゃ分からないでござるよ? もしかして、名前が無かったり……」
そこで初めて少女は頷いた。農民よりもさらに下層の隷属民には、名を持つ権利すら与えられない。哀れに感じた拙者は今すぐ彼女に相応しい名前を考えた。
少女の名前>>226
314Res/177.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20