50:名無しNIPPER[saga]
2017/07/15(土) 22:39:44.61 ID:55jPn/3I0
――初めから、島村卯月として造ってくれたのなら、こんなことを考えることは無かったと思います。
「プロデューサーさんは、私を『島村卯月』の人格を与えませんでした」
「恨んでる?」
「今でも、それを恨んでます」
「それは、ごめんなさい」
「ふふ……でも、感謝しています」
それは間違いないです。いくら感謝しても、きっと感謝しきれない。
「でも、プロデューサーさんは私に選ばせてくれた」
人工知能に本当に心があると信じて、私が育つまで待ってくれました。
「そう在ることを信じられるまで待ってくれた――アイドルになりたいと言えるまで、育ててくれました」
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