白菊ほたる「プロデューサーさんは呪われました」
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21: ◆eU2UNg43MI[saga]
2017/07/15(土) 17:45:45.81 ID:eRMrD4p40



「本日はよろしくお願いしますね〜」

できれば来てほしくなかった、インタビューの日。
〇×会社から寄こされた記者はどことなく軽薄な男だった。
うちの事務所の応接室、そこで取材を受けているほたるを部屋の片隅から見守る。

これまで何度か取材を受けたこともあるほたるは、記者の質問につまることなくスラスラと答えていった。

このまま何事もなく終わるか、と胸をなでおろした、そのときだった。



「え〜白菊さんはご自身が不幸であると書かれた記事をご存知ですか?」

ほたるの身体がビクッとわずかにはねた。

ついに来たか。いつでも間に割って入れるように準備する。



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