白菊ほたる「プロデューサーさんは呪われました」
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16: ◆eU2UNg43MI[saga]
2017/07/15(土) 17:24:11.01 ID:eRMrD4p40

「それともう一つ。白菊くんの記事を書きたいというオファーが来てね、それを受けてもらおうと思っている」

「……このタイミングで、ですか?」

「うむ。〇×会社のお偉いさんから話がきてね。仕事の関係上、断るわけにもいかなかったんだよ」

「……しかし」

「わかっている。白菊くんの魅力について記事を書きたいと言ってはいたが、間違いなくこの話題について聞かれることになるだろう」

だったら断ってください、なんでほたるがまた傷つかなくちゃいけないんですか。
仕方のないことだとわかっている。
〇×会社といえばうちの事務所とも縁がある大手の出版社だ。そこからの依頼を断れば、今後の関係にヒビが入るかもしれない。

でも、ほたるの辛そうな顔を想像すると、どうしても納得がいかなかった。

「ともかく、しばらくはこの手の輩がつきまとうかもしれん。うっとうしいとは思うが、極力相手をしないで無視するように。いいね」



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