1: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:42:27.51 ID:wG3G96d7o
モバP(以下P)「ふむふむ...なるほど...」
ちひろ「どうしましたかプロデューサー?」
P「いや、今読んでる本がですね、甘えさせるためにはって内容が書いてあってですね...」
ちひろ「甘えさせるため...ですか?」
P「そうそう、男も女も甘えたい時がある!でも大人になればなるほど甘え辛くなります、なので甘えるタイミングを与えてあげましょう!という内容でして」
ちひろ「確かに甘えたくなるときは無くはないですけど...」
P「ちひろさんでもあるんですか?」
ちひろ「ありますよ、ただ確かに甘える先はもう無いですけどね」
P「なら俺にもっと甘えてもいい...」
ちひろ「本当ですか!それではこちらの資料を」
P「待ってください、なんですかその積み上がった資料の束」
ちひろ「今度のフェスの資料と、その時出れる可能性があるアイドル、そしてフェス側から頂いている要望資料などなど...」
P「えっと、今からやるんですか?」
ちひろ「今からですね」
P「あ、ちょっと用事思い出しました」
ちひろ「プロデューサーは私の甘え先になって頂けないんですか...?」
P「.......、....、スタドリ、貰えますか?」
ちひろ「毎度ありです☆」
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2: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:42:55.15 ID:wG3G96d7o
P「昨日は酷い目にあった...、しかし甘えさせるというのはプロデューサーとして覚えて置くべきかもしれないな」
P「アイドルだって甘えたい時はあるだろう、多分」
P「しかし、甘えたがっている人を察することと、実際に甘えさせるのは中々難しそうだなぁ」
3: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:43:23.60 ID:wG3G96d7o
P「ということで、心様にお力添え頂きたく...」
心「なるほど...それならはぁとにおまかせ!あといつも言ってるけどはぁとと呼んで☆呼べよ☆」
P(アームロックしながらいう言葉じゃねぇ)
4: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:43:49.11 ID:wG3G96d7o
P「向き合ってない時も見てあげること、か」
P「最近は忙しくてちゃんと見てあげられてないからなぁ」
P「今度から意識しよう」
5: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:44:15.85 ID:wG3G96d7o
P「話してくれたらあげるさ。で、見つけ方は?」
杏「そうは言っても人によって違うとしか言えないけどねー」
P「例!例でいいから!」
6: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:44:56.77 ID:wG3G96d7o
P「複雑で単純とは一体...、わからんなぁ」
P「まぁいいや、とりあえず次は誰に聞こうか」
P「甘えるだと愛梨か?いや、そういえばみりあちゃんもファンの間で母性を感じるとか言われてたし...」
7: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:45:35.99 ID:wG3G96d7o
P「いやな、プロデューサーとして甘えさせ方を覚えた方がいいかなと思ってな」
凛「甘えさせ方?」
凛「確かに、私はアドバイスが難しい...かな」
8: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:46:13.69 ID:wG3G96d7o
P「で、だ」
P「まとめると、甘えたい人を見つけるためには」
P「話してない時も見てあげる」
9: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:46:56.31 ID:wG3G96d7o
卯月「お疲れ様です!ってあれ、プロデューサーさんだけですか?」
P「おー卯月か、お疲れ」
P「今日はピンクチェックスクールでの撮影だっけ?」
10: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:47:31.58 ID:wG3G96d7o
P「あー、卯月?」
卯月「ととと、何でしょうか?」
P「(やっべ、何も考えてねぇ)」
11: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:47:58.85 ID:wG3G96d7o
P「はー食った食った」
卯月「ガンバリマス...ダイエットガンバリマス...」
P「卯月は痩せすぎだと思うけどな」
12: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:48:25.66 ID:wG3G96d7o
P「ほら、手。階段があるとはいえ、暗いし」
P「それにシンデレラをエスコートしなくちゃな」
卯月「え、は、はい...」
13: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:48:51.84 ID:wG3G96d7o
P「ま、そんな卯月だからシンデレラガールになれたんだろうな」
P「プロデューサーの俺としては鼻が高いよ」
卯月「シンデレラガール...」
14: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:49:34.03 ID:wG3G96d7o
P「よっこいしょ、やっぱりここはちょっと遠いな」
卯月「うわぁあ...プロデューサーさん、街が一望できますよ!ほらあそこ事務所です!」
P「気に入ってくれたようだな、昼に来るここも悪くないがやっぱり夜は夜景がいいな」
15: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:50:11.49 ID:wG3G96d7o
P「で、だ。今日呼んだのは落ち込んでるんじゃないかと思ってな」
卯月「落ち込んでる...ですか?」
P「なんかこう、言葉にしづらいんだけどいつもの元気さがないというか、違和感があったんだ」
16: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:50:37.22 ID:wG3G96d7o
彼女にそう伝えると首が取れそうなほどブンブン横に振り、「そ、そんなことありません!」と言う
「プロデューサーさんはとっても頼りになって、...でもこんな事で頼っちゃいけないなって思って」
「遠慮はいらない、それこそ俺と卯月の長い付き合いだろ?」
17: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:51:03.35 ID:wG3G96d7o
「プロデューサーは特に気にしなくて大丈夫です、これはただ私が思ってるだけで」
そう後ろを向く卯月をそっと抱きしめる。
「ぷ、プロデューサー・・・さん?」
18: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:51:40.78 ID:wG3G96d7o
「俺が証明する、この前有名な番組にも出たし」
そういやあこがれの人と会ってすごく慌ててたっけ
「CDやアルバムも出してる」
19: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:52:07.86 ID:wG3G96d7o
卯月は少しだけこちらに顔を向けて何かを伝えようとする。
しかし声が小さく、言葉が切れ切れで何を言ってるのかがよくわからない
「・・・っ・・・くだ・・・」
20: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:53:23.33 ID:wG3G96d7o
卯月「おはようございます、プロデューサーさん!」
P「おう、おはよう・・・って、どうしたんだ?」
卯月「いえ、昨日プロデューサーがいつでも甘えていいっておっしゃってたので、今から甘えようかなーって」
21: ◆SHmukQ/VZk[sage]
2017/07/15(土) 11:53:51.42 ID:wG3G96d7o
おまけ
P「お前ら三人でユニット作ってきた」
心・凛・杏「「「えっ」」」
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