杉坂海「オンショアをつかまえて」
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92: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/09/29(金) 19:47:57.21 ID:U37eLnDj0
「おお……!」

見えてきたのは、江ノ電の線路と、線路脇に咲く紫陽花、そしてこじんまりとした神社だった。
丁度江ノ電が通って行き、紫陽花を揺らす。紫色の鮮やかな紫陽花が、緑色の車体によく映える。
電車と紫陽花、それに神社……普通ならまじりあわない要素かもしれないけれど、この場所では不思議とピッタリだった。

「ちょっと寄って行くかな」

そう呟いて、自転車を押したまま境内へと向かう。
一応鳥居をくぐる前、境内の端にきちんと自転車を止めておく。

「うわぁ……!」

入ってみて、改めて見回してみて、思わず感嘆の息が漏れる。
江ノ電と紫陽花もとても綺麗だ。けれど、小さな境内を覆うように、大きな気が枝を伸ばしていて、まるで天然の天蓋みたくなっていた。
木漏れ日が綺麗で、涼やかな風が吹き抜ける境内は……なんだか、とても神秘的だった。まるで、ここだけ別の世界みたいだ。
ウチは、そんな境内の端、目立たないあたりにに腰かけて、そんな風と江ノ電の音、そして風景を楽しむことにした。


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