44: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:21:41.49 ID:apvgBKJC0
ウチらは急いで荷物をまとめて、ダッシュでそれぞれの教室へと向かった。
今日の講義は先生来るの遅いし間に合う……筈!
とりあえず小テストもやらないって言ってたし、なんとかなるだろう。
――なんて、講義のことを頭で考えている一方で。
ウチは、頭の片隅でお兄さんのことを思い浮かべていた。
ちょっとチャラいところはあるけど、フレンドリーな話しやすい人。
ウチの、貴重なマリンスポーツ仲間。
お互いのことなんてロクに知らない、それだけの関係。
けど……それでも。
「お兄さん……明日は、いるかな」
思わずそんな呟きが漏れるくらいには、気になっているのかも知れなかった。
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