110: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/09/29(金) 20:01:47.70 ID:U37eLnDj0
「もう全部喋っちゃったからさ。改めて言うよ」
「う、うん」
「アイドル、やってみない? 海ちゃんの『輝き』、皆に伝えさせてくれないかな」
今までと比べても、一際真剣な瞳に、さっきよりも更に胸が跳ねる。
どきどきとしてしまうくらい、お兄さんの瞳は真剣だった。
でも……何故だろう。
その瞳に見つめられると、すうっと、余計な考えが削ぎ落されていく気がした。
だから、かもしれない。
自分でも意外なほど、すんなりと言葉が口から出た。
117Res/64.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20