高森藍子「好きって言ってはもらえてない」【デレマス】
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4: ◆DHNuciJlWE[saga]
2017/07/14(金) 20:04:18.67 ID:NHeiDHfzo
耳を立てれば相変わらず、事務所のそこかしこから、今日もみんなの声がとどろいているのがわかります。

みんながみんな心のエネルギーを持て余してる、パッショングループのお部屋ですから、こんなのがいつもの当たり前。

だけどこうして私と彼がお茶をしていると、不思議とみんなは近づいてこないんだよね。

彼の隣に肩を並べて座ります。

すると自然と、机の向こうに広がったみんなの元気が見えてきます。

私と彼は何も言わずにただ同じ方を向いて、たくさんの笑顔をぼうっと眺めながら、ゆっくりゆっくり湯飲みを傾けます。

ああ、もう半分になっちゃいそう。

意味なんてないけれど、できれば彼と同じタイミングで飲み終えたい。

だから口を付けて傾けるだけの飲むフリなんて、そんな反則もできません。

どうして私がのんびりとしていると、こんなにも時間がたつのがあっという間なんだろう。

みんなはそれが私の魅力だなんて言うけれど、今はあんまりうれしくないです。


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