輿水幸子「手紙」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 18:07:59.88 ID:fUsa0pQY0
「宿題……しなきゃですね」

どんよりと憂鬱になった気持ちを切り替えるために。と声を出したつもりが、思ったよりも暗い声が出てしまいましたね。

いけない、いけない。ボクはアイドル。誰からも愛されるアイドル。

「フフーン!カワイイボクがいるだけで、この家も何だか明るくなりますねぇ!」

そんなことがあるのだろうか。ボクなんかが、辺りを明るく照らす事など出来るのだろうか。

結局、憂鬱な気分のまま。のそのそと部屋に向かいます。

宿題を片付けて。パンとサラダで食事を済ませて。お風呂に入って。

なんだか、何もやる気が起きなくなって、ベッドに倒れこむと、ギシリとスプリングが軋みます。反応があった。今、ボクはここにいるんだ。ふと、そんな事を思いました。それがどうしたというのでしょうか。





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