二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
↓ 1- 覧 板 20
6:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 08:56:25.68 ID:jKZID4Vr0
それよりも、今は胸に蓄積された感情を共有したかった。
「今日の予定は空いているかい? また二人でお互いのセカイを語り合おうかと思ってね」
「魅力的な誘いではあるが、生憎、件の女神との契約がある」
蘭子は体を斜に構えて、額に手を当てるいつものポーズ。
「魔術の構築式は既に完成されており、太陽の断末魔を待つのみ」
ばっと掌を前に突き出し、興奮気味な笑顔。
「今宵は白銀の妖精も伴って、女神と血肉の生け贄を求めん。真紅の秘薬が魔翌力を高めるわ!」
対して飛鳥は、頬から首にかけての筋肉が固くなる。
ここでも、やはり美波なのか。
飛鳥の下唇が少し歪んだ。
26Res/16.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20