76: ◆XozYxp.J6w[saga]
2017/07/15(土) 04:03:39.28 ID:yA6B5pkhO
―――ラボ屋上
月「…それで、電話で呼び出すだなんてどうしたんですか倫太郎さん」
岡部「…おまえは確か、フリーライターだったな…キラはネタになるよな?」
月「…ええ。それが?」
岡部「…相談があってな」
月「…相談?」
岡部「ああ…どうも、ここ最近キラ事件が身近にありすぎてな」
岡部「キラを信奉するもの、批判するもの…俺をキラだと疑うもの…多くてな。疑心暗鬼になっていた」
岡部「もし、お前がネタに困っていたら協力を仰ごうと思っていたんだ」
月「協力?」
岡部「ああ、俺にキラをどう思うか聞いてきたことがあっただろう?それにライターにとってキラネタは宝のはず」
岡部「だから、ラボメンがキラをどう思ってるか聞こうと思ってな。お前にとってもインタビューのような感じでネタにできるだろう」
岡部(…断れば個人的にキラ調査などという言い訳はできない。受けるしかない…受けてくれ…!)
岡部「…どうする?」
月(…コイツ……僕のことを疑ってないのか…?)
月(……いや、疑っていても決定打が得られないから…か。まるでLのようなことをする…奴には到底及ばないがな)
岡部「…どうした?」
月「ああ…いや、ネタとして使えるか考えてたんですよ 。」
月(…コイツにとってはキラ関連者を見つけ出したくて言ったんだろう。そして、僕がキラだった場合自分がOだとバラすようなものだ)
月(だから、僕に声をかけた…キラ事件に絡めた言い訳をして)
月「……わかりました。協力しまし ょう。」
月(…僕にとっても他のOを炙り出す機会…そしてDメールを送った人間を炙り出す機会)
月(……メリットも逃した時のデメリットは大きい…願ってもないチャンス)
岡部「いいのか…?ありがとう…」
月(白々しい…)
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