夜神月(時を超えるメール……?)
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34: ◆XozYxp.J6w[saga]
2017/07/13(木) 21:46:46.93 ID:G86CFbvCo
岡部「……今帰ったら、ダルが寝ているはずだ…」

ダル「グガガガー…ンゴッ」

紅莉栖「あ……」

岡部「あ……」

紅莉栖「……私は今帰るとこだけど……岡部、あまり意地を張ってもしょうがないわよ」

岡部「…どういうことだ」

紅莉栖「だって…無理してるように見えるわよ。私を誰だと思ってるの?」

岡部「む……それは…また、話す。今は…」

紅莉栖「………」

岡部「…帰ってくれ」

紅莉栖「……待ってるから。」スタスタ

岡部「…………」

岡部「…ダル、起きろ。」

ダル「グガガガー…ンゴッ…ん…うぅ……オカリン…?なんぞ…?」

岡部「キラと接触してきた」

ダル「はぁ!?ちょ、それkwsk!」

岡部「夜神月と名乗っていたが…おおかた偽名だろう。」

ダル「…ヤガミライト?偽名?なぜに?」

岡部「キラは警察内部にいる、俺らはそれを知っている。奴がキラだとしたら本名を名乗るメリットがないだろ」

岡部「同じ名前の人間が警察内にいることになる…お互いに疑われるだけでアウトなんだ、そんな危険な真似はするまい」

ダル「なるほど…オカリンそんな賢かったっけ?」

岡部「ああ…まぁ、流石に何十周も何百周もしてるとな」

ダル「あぁ…そういうことなん?やっぱオカリンはオカリンか」

岡部「………」

ダル「ごめんなさい。」

岡部「…まぁいい。それと夜神月にあって気付いたのだが、俺の話は筆談か…もしくは直接的に話す時以外信じるな。」

ダル「え?ちょ、それどういうことなん?」

岡部「携帯の音声送受信の仕組みは知っているな?」

ダル「送信者の声を電子変換する際に2500種類音源の内最も近い物に置き換えるアレ?」

岡部「ああ、合っている。それでだな、夜神月と俺の声は似ている。つまり」

ダル「携帯を通されると聞き分けることができない…だと…?」

岡部「…ああ、そういうことになる。偽の携帯で非通知にされたらアウト。俺の身に何かが起こり、携帯を奪われてもアウトだからな」

ダル「おk…把握した……」

岡部「…そういえば、俺らがキラに勝つ方法…否、勝利条件とは何なのだろうな。」

岡部「俺らには逮捕権限もなければ監禁の手立てもない。殺すなんてことをしたら本末転倒だ、キラと同じではないか」

ダル「うーん……そう言われると……オカリンはキラのいない…せ、せ、」

岡部「世界線か?」

ダル「キラのいない世界線から来たんなら、その世界線に戻ればいいんじゃね?キラがキラじゃなくなった世界のはずですしおすし」

岡部「…ふむ、なるほど。キラの殺人手段を奪うのだな。さすがマイ・フェイバリット・ライトアームのスーパーハカーダル!」

ダル「その呼称やめーや。スーパーハカーじゃなくてスーパーハッカー!それに今はキラに負けたし…ただのハッカーですわ……」


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