148: ◆XozYxp.J6w[saga]
2017/07/16(日) 18:49:20.08 ID:0PUN1qlko
月「世の中は堕ちるところまで堕ち、人間は腐るところまで腐っていった。」
月「突き詰めれば、人が幸せになるのに害のある者か、ない者か…、生きるに値する者か、しない者か…。」
月「悪は悪しか生まない、意地の悪い人間が悪事を行い世に蔓延るから弱い人間はそれに屈し、それを習い…腐っていき…いつしかそれが正しいと自分を正当化する」
月「残念だが、それが今の世の中だ……善人が悪人の犠牲になっている世の中のリアルなんだ」
月「もう、法律では救えない世界になっていたんだよ」
月「悪は…腐った者は…なくすしかない。始めから救いのない様な悪には死しかないだろう」
月「しかし、腐った人間=死ではない。こういう世の中を創ってきた悪の根源からメスを入れていく」
月「悪い人間は裁かれる………人に害を与える人間も裁かれる」
月「それだけで人間の意識は変わってくる。人として正しい生き方に気付き始める」
月「幸せになる権利、それは皆に平等にある。いや、なくてはならない」
月「それは、他の人間を攻撃したり、陥れたり、ましてや殺すことで得るものではない。」
月「互いの幸せを邪魔することなく、互いの権利を尊重し、個々の幸せを求めていくのが人間同士のあるべき姿」
月「世の中が変わってくれば人間も変わってくる……………………優しくなれる………」
月「……………それでも変わらず悪事をはたらく者は、人間失格」
月「本来、人間は地球上で一番優れた生物として進化をしていかなければならない。…だが、退化していたんだ…」
月「腐った世の中…政治…司法…教育…世の中を正していける者がいたか?しかし、誰かがやらなければならない」
月「ノートを手にした時思った…僕がやるしかない。いや…僕にしかできない!」
月「人を殺すのが犯罪なんて事はわかっている。しかし、もうそれでしか正せない。」
月「いつかそれは認められ、正義の行いとなる。僕がキラとしてやるしかない。これは僕に与えられた使命」
月「自分はこの腐った世の中を革め、真の平和・理想を創生するため、選ばれた人間」
月「このノートで…他の者にできたか?ここまでやれたか?この先できるか?」
月「ノートひとつで世界を…世界を…人間を正しい方向へ導けるか?」
月「出来るわけない!!!」
月「私利私欲の為にしか使えない、自分の為にしか使えない、馬鹿な器の小さな人間しかいないじゃないか!」
月「僕は自分の利益など一度も考えたことはない!」
月「弱者に自分の思想を植えつけ、金儲けをしている悪党とは全く違う!そういう悪党こそ世の中の敵なんだ!」
月「………そうさ、僕にしかできない…新世界を創れるのは……………その頂点に立ち、常に正しく導けるのは僕しかいない…。」
岡部「……………」
月「……………………」
岡部「………」
月「………考えろ」
岡部「!」
月「また腐った世の中に戻していいのか?変わりつつある人々の意識を戻していいのか?」
月「おまえにだってわかっているはずだ。人間には明らかに死んだ方がいい人間がいる。」
月「無価値な人間……抹殺した方がいい人間は山のようにいる。」
月「害虫は殺せるのに、何故害のある人間を殺すのを悪とする?ここでキラを潰していいのか?」
月「それが本当に世の為か?ここで僕を捕まえてどうなる?おまえが嬉しいだけじゃないのか?」
月「それはおまえのエゴでしかないんじゃないか?おまえが今、目の前にしているのはキラだが、新世界の神だ」
171Res/232.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20