141:名無しNIPPER[sage ]
2017/07/16(日) 18:37:07.86 ID:0PUN1qlko
岡部「ここなら、誰も来ないだろう……」
月「…………岡部さん、用件というのはノートのことですか」
岡部「……ああ、その通りだ。返そうと思ってな……俺はここで所有権を放棄させてもらう」
リューク「ククク………」
岡部「…ノートを手にしてから13日間、手にした瞬間からキラの裁きは行われていない」
岡部「…これで、俺はキラではないと証明できたな」
岡部「当然だ、俺は鳳凰院凶真……世界の支配構造を打ち壊し混沌を招く狂気のマッドサイエンティスト…断じてキラではない」
月(………想定通りの反応……ならこちらも変わらず)
月「…………残念ですが、倫太郎さんの無実はまだ証明出来ていません」
岡部「何っ!?」
月「……第二のキラ弥海砂は13日たっても死にませんでした……あのルールは偽です」
岡部「なんだと……」
月「…………残念です。僕はまだ貴方を疑わねばならない……」
月「……そして、L…僕にここまで追い詰められたのだから、キラは貴方を裁くかもしれない」
月「…そうなるのは避けたい、避けたい…ですが……もしそうなったときのために、何か知ってることがあるなら……」
岡部(夜神月……白々しい……!)
岡部(シラジライトってところだな)
岡部「ふっ………知ってることがあるなら?良いだろう……教えてやろうではないか!」
岡部「我が未来ガジェット研究所には多くのガジェットがある!電話レンジ(仮)もその一つだ」
月「………それは存じています」
岡部「この電話レンジ(仮)はタイムマシンで…過去にメールを送り改変することが出来る」
岡部「世界線を変えることによって送信した事実はなくなり着信履歴のみが残る…」
岡部「そして…世界と共に記憶も再構築されるため…誰もメールの存在を覚えていない」
岡部「…思いは世界線を超えることはない、俺以外に誰も」
月「……」
岡部「俺の記憶ではキラは一月の時点で動きを止めていた…恐らく負けたのだろうが」
岡部「世界が再構築されキラは復活した……改変者は不明だが…俺には目星がついている」
岡部「貴様も捜査員として改変者を探っているのではないか?」
月「!………互いに知ってることを教え合うということですか?なぜ……」
岡部「なぜ、キラの不利になることをしようとするのか、ならば答えは簡単だ」
岡部「俺はキラを追っている………そうだな、仮の名前岡部倫太郎からとってOとでも呼ぶがいい」
月「…………」
岡部「そして、ラボラトリーメンバーのなかには俺に協力するものもいる…無論キラ否定派だ」
岡部「夜神月…お前は俺を監視しようと否定派を集めたが……無意味だったのだ、俺はキラどころかキラを追う立場…」
月「…………それで?」
岡部「…………俺は夜神月……貴様がキラだと思っている。貴様が俺をキラ扱いするようにな」
月「…………岡部倫太郎さん、苦し紛れですね…といってもここに他の人間はいませんが……」
月「少なくとも、僕がキラだったとしてもここで自白するわけがない………」
岡部「………確かにな、だが…貴様がキラであれLであれ…改変者少の情報なら知りたいだろう?」
岡部「俺だって知りたいんだ……互いにLだ、キラだと言うのとは別に……知ってることを言う」
月「………………」
月(…確かに、改変者の情報は欲しい…阿万音の情報は全て役に立たなかった……)
月「………わかりました、しかし…貴方の疑いが晴れたわけではないことは覚えておいてください」
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