夜神月(時を超えるメール……?)
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124: ◆XozYxp.J6w[saga ]
2017/07/15(土) 20:26:21.62 ID:MkhZKfNeo
岡部(……まさかノート自体を持ってくるとは……) 

岡部(……おそらくこのノートが俺が“奪った”ノートということになるのだろうな…) 

岡部(しかし……これではキラから奪ったではなくキラに与えられた……所有権が俺に移ったっていうのは同じだが……) 

岡部(意味合いは全く違う……これでは…罠にはまったみたいではないか……) 

岡部(…確かにこの俺…マッドサイエンティスト鳳凰院凶真のことだ……カッコつけたくなって“奪ったのだ”とでも言ったのかもしれんな…) 

岡部(……そのあと俺は死ぬわけだが…ん、となると誰がそんなことを……少なくともノートの移動を見ていたダルか紅莉栖だろうが…) 

岡部(まぁそのおかげでノートを俺が手にすることを鈴羽は知れたわけか……どうする?報告に行くか?) 

岡部(………いや、不用意なことはするものじゃない。夜神月に見つかっても…俺ら以外のキラを追う他の者に見つかってもAUTO…もといOUTだ) 

岡部(月だけならなんとかなるだろうが…ノートの存在は思いのほか枷になる。L=キラがもし本当だとするならばほかの捜査員は岡部倫太郎――俺――をキラだと思っているに相違ない) 

岡部(…そうなるとどこに潜んでいるかわからなくなる。不用意な接触は首を絞めるだけ…か?) 

岡部(…………迂闊なことはするな…軽率なことはするな……もう十分理解してるだろう…なんどやり直してきたと思ってる……) 

岡部(……まずは…第二のキラ容疑で確保されたとかいう弥海砂の情報を集めるとしよう…)カチ

リューク「何してるんだ?」

岡部「うぉ!?」 

リューク「ククッ…そう驚くな…今ノートの所有権はお前にある。ノートの所有者についた死神は所有者から離れてはいけない。これは死神界の掟だ」 

岡部「……いや、驚いてはいない…驚いてはいないが……死神リューク…お前がいるとすごく気が散るのだ」 

リューク「なんでだ?」 

岡部「なんでって……お前はこのノートに憑く死神…つまりキラのそばにいた死神だ」 

リューク「……要するに俺が他のノートの所有者のスパイじゃないかっていうことか。安心しろ、俺は誰の味方でもない…面白そうなものを見てるだけだ……クク」 

岡部「……中立…ということだな?」 

リューク「ああ…安心しろ」 

岡部「この鳳凰院凶真に安心しろだとぅ?…フゥーハハハ!滑稽だな!俺は狂気のマッドサイエンティストぅ!微塵の不安すら持っていない!」 

リューク「ククク………まぁそれはどうでもいいんだがな…岡部倫太郎」 

岡部(……!…) 

岡部「…死神リューク…何故俺の名を知っている……いや…ノートを持ってきたのは夜神月…話を聞いていれば俺の名前など…」 

リューク「…ああ、お前はノートを使わないといったから話してはなかったな」 

岡部「話してなかっただと…?」 

リューク「そのノートはもともと死神界のノートだ。なぜ死神がデスノートに名前を書くか知っているか?」 

岡部「……興味もないな」 

ダル「…気に入らない人間を消すためじゃね?」 

紅莉栖「……真面目に考えれば、ノートに名前を書く義務…とまではいかなくとも必要があるからでしょうね…」 

岡部「……いたのかダル、クリスティーナ」 

紅莉栖「橋田はそこでずっとエロゲしとったろーが。…私はそこで考え事してたのよ。あとタイムリープマシンの整備ね。それとティーナは禁止と何度言えば」

リューク「そこの………クリスティーナが言ってる通りだ…死神はノートに名前を書く必要がある、死神は人間から寿命をもらっているからだ。ノートに名前を書かなければ死神は寿命で死ぬ」 

紅莉栖「ティーナじゃない!…って、寿命をもらっている…?」 

リューク「ああ、人間界で普通に60歳まで生きる人間を40歳で死ぬようノートに書く。寿命との誤差…この場合は人間界での20年という時間が死神の寿命にプラスされるんだ」 

岡部「…それで、それがどうだというのだ」


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