夜神月(時を超えるメール……?)
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120: ◆XozYxp.J6w[saga ]
2017/07/15(土) 20:06:41.91 ID:MkhZKfNeo
岡部「………何?」 

月「理由は複数あります…第一にノートのありかを弥海砂に知られないようにするため」 

月「第二に…この状態で岡部さんは私…ひいては捜査本部の監視下に置かれます。この状態で殺人が起これば」 

岡部「……まずは俺に疑いがかかる」 

月「逆に言えば監視下に置かれている状態で貴方の潔白さえ証明されれば問題はありません」 

月「13日ルールというのもあります。岡部さんは13日間そのノートに触れなければいいのです」 

月「無論キラのノートで殺人は可能ですが、少なくとも“そのノート”は使えませんからキラの戦力は奪われたも同然」 

岡部「……もし俺が目を盗んで名前を書いたらどうする…?それこそ夜神月とここに書いたら」 

ダル「ちょ、オカリンさすがにキラ目線で考えるのは冗談でも良くないと思う」

岡部「……ダルよ、物事を考える際は、一定の方向からだけでなく多面的に思考を巡らせる必要がある。覚えておくがいい」

月「……私はLから派遣され捜査本部に席を置く捜査官の一人ということになっており、SPKは別の場所にいます」 

紅莉栖「……それじゃあ岡部が夜神さんの名前を書いた瞬間アウトってことね」 

月「そういうことになります。僕の名前と立場を知るのはキラ否定派の方だけ…以前の通り互いに互いを監視し合う状態の中で僕の名を書く真似はキラならしません」 

岡部「……13日ルールが偽物だった場合は俺の潔白は証明されない」 

リューク「安心しろ…ルールは本物だ……」 

月「死神はこう言っていますが、検証はせねばなりません。そのために弥海砂を拘留しています」 

紅莉栖「ダブルスタンダードよ…それ。弥海砂…さんがキラかどうかを確かめるためと、13日ルールの検証は両立しないわ」 

ダル「たしかに。13日ルールが真じゃないとミサミサがキラか分からないし、ミサミサがキラじゃないと13日ルールの真偽がわからないんですがそれは」 

月「ノートは弥海砂が持っていた。これがキラである証拠とみます」 

紅莉栖「……まぁ、確かにそうね。こうして死神も付いているノート…認めないわけにはいかないわ…」 

岡部「だが……どうして弥海砂を…」 

月「物証は十分ありました」 

岡部「…した?」 

月「ええ……キラと弥海砂が接触したのち弥海砂へ近づくことは難しくなり監視ということしかできなくなりました。弥海砂にキラ容疑がかかった際の証拠はもはや機能しないでしょう」 

月「……ようやく隙ができたのか犯罪者の名前を書こうとしてたところを確保したんです」 

紅莉栖「………さっき岡部も言ってたけどノートのルールが偽なら潔白は証明されないわ。それとも50日くらい監禁でもする?」 

月「……ノートのルールが偽であっても僕の名前は書くことができません。もし、このラボの全員が結託してLを殺そうとしない限りは」 

月「…そうなった場合は残った捜査官が全員逮捕するまでです」 

紅莉栖「……岡部を見張るしかないってことね」 

岡部「…安心しろ、俺はキラではない。ノートを使うつもりもない」 

月「岡部さんの潔白は証明されないとなれば残念ですが、キラでなければ堂々とさえしてくれれば構いません」 

月「この僕の誇りにかけて誤認逮捕はしませんし、させませんから。推理は確証がなければただの推測…疑いに過ぎません」 

月「疑いだけで行動するのは推理ではないです。まして人を苦しめるような決め付けで解決などさせません。捜査は間違ってましたゴメンナサイで済むものではありませんから」 

岡部「……そうか。安心だ」 

岡部(………本当にLのようだな…夜神月) 

紅莉栖「……もし少しでも岡部がキラだと思ったらちゃんと警察に突き出すから安心しなさい」 

岡部「……なかなか厳しいことを言うな…助手よ…だが元より俺は機関より追われている身!何ら恐ることはない!フゥーハハハ!」 

紅莉栖「うるさい」 

岡部「はいすみませんでした」


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