緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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59:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:52:44.39 ID:rHT/Celd0
「私が幼く見えるからって、意地悪な事を言わないで下さい」
「わ、分かった、分かった。ごめんな、智絵里」
自らの不満を表す様に、智絵里はそう言った後、ぷくっと頬を膨らませる。
背負っている為にそれを見る事は叶わないが、恐らくはそうしているだろうと思いつつ、Pは謝罪の言葉を口にした。
そして彼の家を出てから十分以上経った頃、二人は目的の場所にへと辿り着く。
その場所はPと智絵里、二人が良く足繁く通う事務所の近くにある公園だった。
「やっぱり、ここは静かでいいな。適度な広さもあるし」
「そう、ですね。私も……この公園はお気に入りです」
「俺達以外にも、結構来るみたいだぞ。……いつかファンの出待ちで溢れかえる公園にならないといいが……」
「……そうなったら、もう利用できませんね」
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