緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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56:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:51:40.25 ID:rHT/Celd0
「あの、プロデューサーさん……そろそろ、休んだ方が……」
「いや、まだまだ大丈夫。それに、ゴールまであと少しだからな」
Pの事を心配してか、彼の背中に背負われた智絵里は気遣ってそう声を掛ける。
彼の家を出てから数分以上も、Pは動けない智絵里を背負ったまま、歩き続けていたから。
しかし、Pは『大丈夫』、『平気だ』と言って彼女の気遣いを黙殺した。
二人はこんなやり取りをしながらも、ある場所を目指していた。
ちなみに、流石に外出するとあってか、Pと智絵里もしっかりと着替えをしてから出掛けている。
Pはいつものきっちりとしたスーツ姿では無く、ラフなTシャツとジーンズという簡素な組み合わせ。
智絵里はというと、清純な白のワンピースで身を包み、日除けの為の麦わら帽子を被っていた。
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