緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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43:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:47:35.71 ID:rHT/Celd0
「いや、あのな……期待している所を悪いんだが、そうじゃないんだ」
「そうじゃ、ない……?」
「別にキスがしたくて、こういう風にしたつもりじゃなくて……その、な」
「は、はぁ……」
「つまりだな、端的に言うと……智絵里を近くで観察したかったんだ」
「具体的に言っておけば良かったな」という反省の言葉も入れつつ、Pはそう言った。
しかし、それを聞いてか智絵里の中で一つの疑問が生まれる。
Pは一体、自分のどこを、何を観察したいのかという点についてだった。
観察したいというが、箇所によっては別に離れて見ても可能だ。その方が映える場合もある。
ただ、ここまで近くまで迫るとなると、余程に細かな部分を観察したいという事なのだろう。
その部分はどこなのか……それが智絵里は気になった。
「観察って……私の、何を見たいんですか……?」
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