緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 07:18:21.90 ID:BU9z89DK0
それと何故か、鞄の奥底にはスタンガンやら口に出して言えない様な物騒なものまで入っている始末。
「これで何をしろと言うのだ」と、Pは声に出して言いたかったが、いやいやと首を横に振って押し留まった。
「……これ、誰から借りてきたんだ?」
「そ、それは、えっと、その……秘密、です」
出所をPが聞こうとすると、智絵里は言いたくはないとばかりに目を横に逸らしてそう言った。
さっきの様なはきはきとした調子は消え去り、歯切れの悪い答え方。
今までと違うその反応を見てか、Pは答えが何となく分かってしまった。
こんな物を借りてきて尚且つ、その相手を隠そうとするのなら相手は限られている、
「秘密……と言っても、大体は察しはつくけどな」
「……えっ?」
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