緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 06:49:11.73 ID:BU9z89DK0
「おっと、そうだ。携帯にもカメラは付いてたな」


閃いたかの様に手を打って、Pはそう言った。


そんな当たり前の事を直ぐに思い出すと、直ぐ様実行しようと携帯に手を伸ばす。


「ん……あれ……?」


「あっ……」


だが、タイミングが悪かった。Pが実行に移す前に、智絵里は目を覚ましてしまう。


こしこしと目を擦る彼女の仕草を見つつ、『仕方ないか』と、Pは諦める事にした。


また今度、次は絶対に撮ってやると己に誓いながら。


「……? ぷろ、でゅーさー、さん……?」


「おはよう、智絵里」


智絵里が目を覚まし、意識をはっきりとさせた所でPはそう声を掛ける。


普段はツインテールの髪型でいる彼女ではあるが、寝起きの直後である為に髪は下ろしてある。


そんな彼女の姿はPにとっては新鮮そのものだった。





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