乙倉悠貴「追い風が恋を連れてくる」
1- 20
93:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:38:24.40 ID:otTlPJINo



私は、8レーンある内、真ん中の5レーンを走ることになりました。
本当の大会だったら、一番速い人たちが走ることを許される特等席です。
ぞろぞろとランナーがレーンに揃っていきます。

ヒロインは、ここで優勝して、インハイへの出場を決めます。
ドラマの撮影とは言えど、本気の勝負。
全力の私でいかないと、きっと上手くはいきません。

『ただいまより、南関東100m女子決勝戦を行います』

『出場選手の紹介をいたします、1レーン――』

1レーンずつ、名前や高校の名前が呼ばれていく。
ランナーたちはスタンドにお辞儀をして、そのたびにスタンドがわーっと盛り上がる。

もし私が本当に大会に出られるなら、こんな景色が見られるのかな。
一度、深呼吸をしました。景色も歓声もタータンの匂いも、全部忘れないために。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
119Res/77.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice