86:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:34:30.31 ID:otTlPJINo
「じゃあ、私も少しだけ休もうかな…Pさん、傍にいてください……ふあ……」
私の頭が、プロデューサーさんの肩に触れる。
少しづつ強張っていた力が抜けていきます。
「悠貴、いつもお疲れ様。無理してないか心配だよ」
近くで響いた声は、細身のカラダに伝わっていきました。
きっと今だけの、大切な時間。
最近の私はきっとわがままです。
1番大切にしたい気持ちを探して、こんなことまでしちゃってます。
私が大切にしたかった時間をプロデューサーさんも大事に思ってくれて嬉しかったんです。
だから、だから――
心地よい優しさを少しづつ噛み締めて、
私の意識は、まどろみに落ちていきました。
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