21:3. キモチを伝える[saga]
2017/07/10(月) 22:48:18.37 ID:otTlPJINo
◇
「あっ、おはようございまーすっ!」
駅の改札口にプロデューサーさんを見つけて、私は駆け出しました。
ドラマの撮影が始まってから、こうしてプロデューサーさんと待ち合わせをするのがお約束。
撮影場所の学校は通っている学校の近くで、通学の定期を使って来れてしまいます。
「おはよう、悠貴」
「はいっ! 早くお仕事したいな、
早くプロデューサーさんに会いたいなって思って、走ってきましたよっ」
ふわってなった髪を押さえつけながら、私はプロデューサーさんの隣に並びます。
私よりもちょっと背の高い肩に、私の身体が触れました。
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