【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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85: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:38:51.02 ID:m7NIKWsF0
そんな彼女に「この度は、本当に何から何までお世話になって」
と紬が恭しい態度で頭を下げると、伊織はヒラヒラと片手を振って。
「いいのいいの。あんなボロ家に家賃をぼったくられる前に、こっちに移って来れたんだし」
「今日から紬ちゃんも、ウチの子だよ♪」
満面の笑みを浮かべる麗花に、息も絶え絶え男が言う。
「麗花……正確には、寮の子だ……」
「伊織ちゃん大変、プロデューサーさんにまだ息が!」
「あっちゃダメかな!?」
「うるっさいわねぇ……。それだけ元気があるんなら、アンタも荷解き手伝いなさい」
そうしてワイワイと始まる言い合いを、紬は一歩引いた位置から眺めていた。
地元を出てここに来てからは、常に保っていた周りとの距離。
だがしかし今は、今なら自分も……。
「あ、あの!」
勇気を出して声をかけた。伊織たちの視線が自分に集まり、紬が思わず息を飲む。
それでも彼女は落ち着くために一呼吸すると顎を引き、真っ直ぐに前を向いて言ったのだ。
「いくらプロデューサーとはいえ、女子寮に男の人が入っても?」
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