【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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33: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/12(水) 18:43:34.62 ID:Z1FU2/eB0
「プロデューサー? もう少し真摯にお相手を」
「俺、いつでも真面目がモットーなのに……ジェントルマンだぞ?」
「存じております。ですが、今の紬には逆効果かと」
二人のやり取りを聞いた紬が、微かに口を歪ませた。
不快に思ったワケでは無い、心を読まれたと思ったのだ。
案の定、男は考えるように頭を掻くと。
「なら言っとこう。俺は紬を怒らない、怒る理由も見つからない。
まっ、俺が責められる理由なら、いくらでも思いつくけどな」
二カッと笑って言い切った、この男がなんと憎らしいことか!
紬は思わず顔を伏せ、テーブルの下で組んでいたやり場のない両手に視線を落とす。
男のスカした返事は気に入らないが、
それ以上に自分自身に腹が立っていた。
何を隠そうその一言で、ホッと安堵した自分が居たからだ。
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