モバP「ブラックホールは避けきれなくて」
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10: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:29:17.36 ID:J2BrVGck0
「ベテルギウスは……もしかしたら、今はもうないのかもしれません」

「え、どう言うこと」

「ベテルギウスは、赤色超巨星で、人間でいうとおじいちゃんなんです」
以下略 AAS



11: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:30:01.02 ID:J2BrVGck0
〜〜〜〜〜〜
翌朝。やたら眩しい光に起こされた。そういや、昨日はアーニャを見送ったあと、そのままここで寝ちまったんだった。
うーん、こりゃまた部長のお説教コースか。

なんて憂いていると、アーニャが事務所に飛び込んできた。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 00:31:12.47 ID:csvIZnpA0



13: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:31:35.31 ID:J2BrVGck0
外を見てみると、太陽の他に一際目立って光り輝く青い光点が2つ、確かに認められた。
道理でクソ眩しいわけだ。てかこれ気温どうなってんだ。光量がこんなんだから気温も地獄だろ。

「あれま、こりゃぁ大変だな。外、大騒ぎだろ。テレビつけるか」

以下略 AAS



14: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:32:15.71 ID:J2BrVGck0
.



「ブラックホールが、できてしまうかもしれません」
以下略 AAS



15: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:32:45.73 ID:J2BrVGck0
何を言いだすかと思えば、SFでよく聞くアレが飛び出てきて、俺は失笑してしまった。
ブラックホールは、なんだっけ、でかい星が爆発した後に重力で自分自身が崩壊した後にできる星の死体の一種だったはずだ。
それができるだなんて。

「な、何がおかしいんですか」
以下略 AAS



16: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:33:11.79 ID:J2BrVGck0
「そっか」

「わかっていただけましたか」

「俺には全然シリアスさがわからないけど、アーニャがここまでマジなら、マジなんだろう」
以下略 AAS



17: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:33:52.86 ID:J2BrVGck0
〜〜〜〜〜〜
予想に反してこの日は仕事が仕事にならなかった。
電話の回線はななぜか繋がらないし、スマートフォンもずっと圏外で使い物にならない。
挙げ句の果てには無線LANが全部おじゃんになった。うんともすんとも言わなくなってしまった。
有線で繋いでもネットは繋がらないし、こうなるとデータベースにもアクセスができない。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 00:34:19.81 ID:1hH9aAXeo
え?ブラックホールに消えた奴がいる?
なんなんじゃ・・・


19: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:34:21.67 ID:J2BrVGck0
そういえば今日は部署にいる社員も心なしか少ない気がする。動かない電車に捕まってこれないままになった社員とかもいるのだろうか。

「そしてさらに悲報だ」

「なんですか部長」
以下略 AAS



20: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/07/08(土) 00:34:47.58 ID:J2BrVGck0
〜〜〜〜〜〜〜
テレビもラジオもついにダメになった。
数百光年先の超新星爆発は、なにがしかの放射線や電子の掃討射撃を地球に繰り出したのだろう。その影響で電気製品がほとんどすべてダメになっているのかもしれない。
朝のうちにはまだ映っていたテレビも今や真っ青。中には電源すらつかなくなったのもある。

以下略 AAS



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