タプリス「天真先輩を更生させるんですっ!」ガヴリール「いやいや無駄だから」
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85:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:42:22.07 ID:9+RUOKgI0
そのあとのこと。


しとしとと降り続ける雨の中。わたしは郊外を歩いていました。

以下略 AAS



86:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:44:20.59 ID:9+RUOKgI0
シチュエーションが、あの”雨の日の思い出”と重なりました。


……いえ。とはいえ、あの時とは大きく違う点もあるんですけど。

以下略 AAS



87:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:45:33.68 ID:9+RUOKgI0
そういえばさっき、ブランコで最初に声をかけられたとき…その声は、天界にいたころの天真先輩だった気がしました。


けど、今、横にいるのは間違いなく、ぶっきらぼうでやさぐれてる駄天真先輩…ですよね?

以下略 AAS



88:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:46:29.07 ID:9+RUOKgI0
そんなことを考えながら歩いていると、確かに、大切なことを忘れていることに気づきました。


大切なこと。何よりもまず、先輩にいうべきことがありました。

以下略 AAS



89:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:48:19.14 ID:9+RUOKgI0
タプリス「あ、いえ…ですから…、今日、先輩を突然、ハンマーでたたいてしまって…ご迷惑をかけてしまって…」


ガヴ「ああ…」

以下略 AAS



90:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:50:47.98 ID:9+RUOKgI0
今度は先輩から、別の話題を振ってきました。


ガヴ「それにしても、ホント成長しないなタプリスは…今日みたいな天気の悪い日に、
傘も持たないで外にいるだなんて…傘くらい携帯しとけって、まえに忠告したはずだけどな」
以下略 AAS



91:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:52:22.29 ID:9+RUOKgI0
タプリス「……、あれ…」


ガヴ「…ん、おい…何立ち止まってんだよ…!濡れちゃうだろ」

以下略 AAS



92:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 15:54:29.98 ID:9+RUOKgI0
ガヴ「いやいや…けど、あんな言いかたで急に言われても分かるわけないじゃん。
『あの日のこと』、だの、『助けてくれたじゃないですか』…だの…抽象的なこと言われても…」


ガヴ「言っとくけど、天界時代にお前を助けたことなんて1回や2回じゃないんだから、そんなこと言われたくらいじゃ、
以下略 AAS



93:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 16:03:05.50 ID:9+RUOKgI0
タプリス「校内マラソン大会で先輩が最下位で走っているのを私が、一緒に走りながら応援し続けた話は!?」


ガヴ「…、お、覚えてない」

以下略 AAS



94:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 16:04:34.75 ID:9+RUOKgI0
ただの勘違いではあったんですけど。


わたしは、ちゃんと私との思い出を覚えていてくれている今の先輩に、ほっと安堵してしまい、ついつい力が抜けちゃって…

以下略 AAS



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