タプリス「天真先輩を更生させるんですっ!」ガヴリール「いやいや無駄だから」
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12:名無しNIPPER[sage]
2017/07/07(金) 23:23:42.76 ID:731Vpay40

気づけば、あたりで鳴り続けていたはずの雨音が聞こえず、傘の縁から絶えず落ちていたはずの雨雫がみえません。


傘から顔をだして上を見上げると、空から降り続けていた雨はみえず、どよどよだったはずの空が少し明るくなってました。


女の子「よかったですね、やんだみたいですよ雨」


タプリス「ほ、ほんとですね」


女の子「これはちょうどいいタイミングでしたね。ちょうど今いる別れ道からは、私とあなたとでは、家の方角が違うようだったので…
きっとこれも神様のお導きかもしれませんね」


タプリス「そう…ですね」


心優しい彼女のことです。きっと雨が止むことがなければ、この先も私に付き添い、最終的には私を家の前まで送り届けたに違いないのでした。


タプリス「……」


不思議です。ついさっきまでは、やんでほしいと思っていた雨だったのに。


今では、とっても残念な気持ち。


理由はもう、考えるまでもありませんでした。




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