タプリス「天真先輩を更生させるんですっ!」ガヴリール「いやいや無駄だから」
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109:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:24:08.08 ID:7wabC/Jk0
タプリス「………」


この静かに降り続く雨、この小屋。この光景には覚えがあります。

以下略 AAS



110:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:25:10.41 ID:7wabC/Jk0
タプリス「夢…ですか…」


思い立った結論をポツリとつぶやいたとき、声をかけられました。

以下略 AAS



111:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:27:40.38 ID:7wabC/Jk0
もったいぶらなくても、それが誰なのか、お分かりですよね。


………、今回は夢とはいえ、同じセリフで声をかけられたのはこれで”3度目”の話。

以下略 AAS



112:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:30:14.13 ID:7wabC/Jk0
ざあーーーー…


しとしと静かな鳴らしながら降り続ける雨の音。

以下略 AAS



113:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:32:57.55 ID:7wabC/Jk0
過去も現在もまぜこぜになっちゃって…、時間軸があいまいとなっている空間の中。


私と天真先輩の会話も、かつての思い出の会話をなぞらえたものではなく…時間軸がマッチしてません。

以下略 AAS



114:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:33:58.01 ID:7wabC/Jk0
そんなことを考えていると、ふと、天真先輩がこんなことをわたしに言いました。


ガヴ「…本当に謝らなきゃいけないのは私のほうですね、タプリス…下界での今のダメダメなぐーたらな私をみて、
ひどく失望しているようでしたから」
以下略 AAS



115:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:35:18.43 ID:7wabC/Jk0
そんな天真先輩に私は、あまり間をおかず、笑顔でこう返しました。


タプリス「…いいえ、天真先輩、悲しくなんてありませんよ」

以下略 AAS



116:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:41:00.95 ID:7wabC/Jk0
そう。


未熟者のわたしは、駄天した天真先輩のことを、ずっと、言葉使いやふるまいだけをみて、天界での天真先輩と比較し、
どこか別人のような目でみてきました。
以下略 AAS



117:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:43:03.32 ID:7wabC/Jk0
天真先輩は、少し潤んだ瞳を向けて、いつもの優しい笑顔で微笑むと、こう続けました。


ガヴ「わたしこそ、これからもよろしくお願いします。わたしにとっても、……、タプリスは、一番の後輩です」

以下略 AAS



118:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:45:04.14 ID:7wabC/Jk0
タプリス「…下界に来てからの話といえば…、先輩、わたしのほうはどうですか?わたし…、天界にいたころより、少しは成長しましたかね」


ガヴ「そうですね…ずいぶん成長したと思いますよ。はじめてこうして一緒に会った時は、
なんだかビクビクしてて、あまりキチンと話してくれなかったというのに、今ではこうしておしゃべりも長く続けてくれますし…」
以下略 AAS



119:名無しNIPPER[sage]
2017/07/08(土) 18:50:09.36 ID:7wabC/Jk0
……いつしか、私と天真先輩との語らいは、天界での昔話に話題が移り始めました。


しとしとと降り続ける雨の中。

以下略 AAS



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