女「どうせ若い女が好きなんでしょ!?」男「」〜私と僕と欲張りショートケーキ2〜
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9: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2017/07/07(金) 22:41:30.17 ID:lNDv3THP0
5章
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僕は次の休みの日、昼前に最寄りのコンビニに向け独り歩いていた。

彼を約束の店にもう一度誘う。それは決定事項だった。

後は誘うタイミングだけだと思っていた。だが甘かった。

断られたので、今日は完全に予定がなくなってしまった。

しかし、タイミング良く注文していた書籍が届いていたので、これから受け取りにいくところだった。

コンビニについたら、お弁当も買っちゃおうかな。そして一日、自宅で読書して過ごすんだ。

彼は言っていた。自分のためだけに料理する人の口からは、『料理は愛情』なんて言葉はでない。

その通りだ。自分のためだけに手間をかけ料理を作ろうとは、今はとても思えなかった。

コンビニはこの先を真っ直ぐ進むと丁字路があり、道路が交わるその左隅にあった。

女(あれ?)

僕はコンビニに近づいたときに気付いた。

コンビニには、配送に来たトラックが駐車場に一台止まっていた。

その向こうに彼が見えた。

運転席の横窓とフロントガラスを通して姿を捉えたが、間違いなく彼だった。

女(こんなところで会えるなんて)

彼には今日は会えないと思っていた。それなのに彼に会えて僕の気分は舞い上がった。

すぐに彼に話かけようと思った。しかし

今日の服装は変じゃないかな? 

髪型は変じゃないのかな?

そんなことばかりが頭をよぎり、トラックの影から僕はなかなか出ていけなかった。


?「男ちゃん!」


突然、見知らぬ女の子の声で、彼の名前が呼ばれた。それもちゃんづけだった。


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