女「どうせ若い女が好きなんでしょ!?」男「」〜私と僕と欲張りショートケーキ2〜
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10: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2017/07/07(金) 22:42:42.19 ID:lNDv3THP0

声のした方を見ると僕や彼より、いくつか年下に見える可愛いらしい女の子がコンビニから出て彼に近づいていく。

彼には姉がいるという話は聞いたけど、妹がいるとは聞いてない。

それにもし妹なら、呼び方はお兄ちゃんだろう。

名前にちゃんづけはしないはず、いったいどういうこと何だろう。僕は激しく動揺した。

男「遅いぞ」

?「女の子にはいろいろあるんだよ!」

?「男ちゃんにはどうせ、わからないかもしれないけどね!」

男「どうせ俺にはわかりませんよ」

二人は親しげに言葉を交わしていく。

彼の表情も僕といるときには見せない柔らかい表情だった。

いったいどういう関係なんだろう。僕は隠れて様子をうかがう。

?「私は─────────────」

男「─────俺は────────」

二人の会話をもっとよく聞きたかった。

けどすぐ近くのトラックが荷物の積み下ろししており、その音が大きくてよく聞こえない。

そうこうしているうちに、二人は僕がいる方とは反対方向に歩き始めてしまった。

僕は二人の後姿を眺める。

女「な?!」

なんと女の子が彼の腕に抱き着き、腕を組んで歩いていく。

僕は唖然と立ち尽くした。

女「……」

女(俺って言ってた。それに敬語じゃなかった)

女(僕には敬語なしで話してくれるまで、すごく時間がかかったのに)

女(それに予定ってあの女の子と会うことが予定だったの?)

女「……」

僕はコンビニに来た当初の目的さえも忘れてしまっていた。

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