女「どうせ若い女が好きなんでしょ!?」男「」〜私と僕と欲張りショートケーキ2〜
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6: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2017/07/07(金) 22:38:54.82 ID:lNDv3THP0
4章
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俺は休み時間に彼女と話す。

幸い俺の爺ちゃんは大したことなかった。

頭を打って、少しの間は意識が無かったけど、さしたる後遺症もない。

検査入院を終えたら、すぐに退院できた。そのことを話すと彼女は笑ってくれた。

約束を破ったことも許してくれた。

女「君は『料理は愛情』って言葉について、どう思う?」

男「どうって、素敵だなって思うよ」

女「素敵って?」

男「……」

俺には思うところがあったが、それを彼女に話して良いものか、引かれやしないか考えていた。

女「……」

男「……子供のころ見たアニメの話なんだけど」

俺は悩んだ末に話すことにした。

男「主人公が家出して、とある若夫婦の家に転がり込むんだ」

女「うんうん」

彼女は興味深そうに話を聞いている。どうやらアニメに偏見はなさそうだ。

男「その夫婦は、朝に目が覚めたら、まずふたりで掃除から始めるんだ」

男「なんで掃除するのか? って聞いたら、奥さんがこう答えるんだ」

男「『大好きな人にはいつも綺麗な場所で生活してもらいたいから』って」

男「次に二人で料理を作るんだ。そしてご馳走を作る」

男「今日は何かの記念日なのか? っ聞くと旦那さんがこう答えるんだ」

男「『違うよ。大好きな人には美味しいものを食べて、いつも笑顔でいてほしいから』って」


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