女「どうせ若い女が好きなんでしょ!?」男「」〜私と僕と欲張りショートケーキ2〜
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3: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2017/07/07(金) 22:33:55.81 ID:lNDv3THP0
男「なるほど」

男「だから、女性は男性の心に執着する傾向にあるんだな」

男「極端な例を挙げると」

男「つがいの女がどんなに男と体を重ねたとしても、男につがいの女を守る意思がなければ意味がない」

男「逆につがいの男がどんなに他の女と行為をしても、つがいの女を守る意思さえあれば」

男「つがいの女は子孫を残すという命題は達成できるわけだな」

俺は彼女の小難しい話を理解できて、思わず顔がほころぶ。

女「その通りだね。もっとも僕はそんな男は軽蔑するけどね」

彼女は険しい顔をして、冷たく言い放った。

男(ま、まずい)

俺は浮気を肯定するような発言に気付いて、慌てて取りつくろう。

男「俺も不特定多数の女性と行為を行うような男は軽蔑する」

女「……そうか」

男「そ、そうです」

女「……」

男(やらかした)

男「……」

男「そうだ。姉ちゃんがこんなこと言っていたな」

女「……なんて?」

男「中には、『妊娠中でも病気じゃないのだから、甘やかさない』みたいに考える人がいるけど、逆だって」

男「病気じゃないのだからこそ、薬を飲んで寝ていれば治るわけじゃないって」

男「相手の痛みや苦しみが、分からないからこそ」

男「相手が辛そうだったら、相手を思いやって行動して、協力することが大切だって」

女「……そうだね」

女「男が体に執着するのは『子孫を残す』という命題に沿って効率化した結果」

女「女が心に執着するのも『子孫を残す』という命題に沿って効率化した結果なんだ」

女「考え方が違っても、目的が同じもの同士で協調できるといいね」

男「そうだな。そう思う」

男「……」

女「……」

俺と彼女は公園を一通り散歩して、また公園の入り口に帰ってきた。

男「そろそろ良い時間だし、約束の店に行こうか?」

女「そうだね。散歩してお腹もすいたし、行こう」

俺と彼女は約束の店に向け歩きだした。

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