23:名無しNIPPER
2017/07/06(木) 01:33:32.27 ID:5B385p5M0
アポロと一緒に稽古をするようになって暫くがたった…
アポロニア「はぁ…はぁ…。今日はここまでにするか…。夜も深い…」
食後の軽い運動のつもりが随分と時間が経っていたようだ…
アポロニア「ふぅ………お前も相当に体力があるな。正直、突き放すつもりで相手をしているんだが」
アポロニア「私がお前くらいの歳の時はまだ剣を振るう事すらしていなかった」
アポロニア「本を読むことが好きで…夜でも読んでいたから視力も悪くなって…眼鏡のレンズがどんどん分厚くなっていったな」
アポロニア「ん…? 目の悪さは自分で治した。遠くを見る習慣をつければその内良くなってきたからな。目付きはより一層悪くなるがな」
アポロニア「は…?」
アポロニア「歯の浮くような事を言うな。 …綺麗など」
アポロニア「昔、オルキスが読んでいた本でしか出てこない様な台詞だぞ」
ふっとアポロが笑った。月の光に照らされた彼女の笑顔に胸が高鳴る。
これはいくしかない…
アポロニア「え?」
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