16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 22:26:55.08 ID:CB/9MBYz0
本来であれば、酒を飲んだ彼女は覚醒する事なくダユーに浸食されるはずだった。
彼女の卓越した「自我」が、彼女の意識を覚醒させたのだ。
だが、彼女であってもそこまでだった。
意識を取り戻しはしたが、身体を動かす事は出来ず。
言葉を発しようが、実行に移すことは出来ず。
ゆっくり溶かされるように消滅するはずだった。
それが、彼女の限界。
それが彼女という英雄の限界点。
だが、人類は常に「不可能」を切り開き、道を作ってきた。
それは新たなエネルギーの開発であり。
それは新たな芸術の開拓であり。
それは新たな海路の踏破である。
その新たな道を「最初に切り開いた者」の事を。
人はこう呼ぶ。
星の開拓者と。
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