【ミリマス】環「かおりとたまきとおやぶんと!」響「ちょっと、自分は!?」
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29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/01(土) 12:08:23.42 ID:0ligPOBV0

 どういうワケか歌織さんが、響たちに助けを求める視線を向ける。

 だが、二人はちらりと顔を見合わせると。

「かおりー、それおやぶんの病気だから」

「お祝いだと思って受け取ってあげて。じゃないと、貰うまでいつまでもしつこいよ」

「え、えぇ……!?」

 歌織さんが再び俺を見る。

 心無しか、先ほどまで存在した敬愛の眼差しが
 怯えた物に変わっているような気もしたが……。

「それじゃあ予定を合わせましょう! 今度の週末でいいですかね?」

 それはそれ、これはこれだ。アイドルのお願い一つ聞けないで、何が担当プロデューサーか!

「いやいやいやいや腕が鳴るなぁ。こう見えて俺、結構センスあるんですよ!」

「待って、待って……!」

「はっはっはっ! 待ちきれませんか? でも残念、楽しみに待っててくださいね!」

 そのうちにこの空も暮れはじめ、今日と言う日はまもなく終わる。

 されど週末にはまた新しいイベントが。

 願わくばその日も今日のように、充実した一日にならんことを。


 ――新たな仲間の描いた夢は鳥のように空を舞い、
 歌を届けるために世界を果てなく駆け巡る。

 歌織さんが俺たちにとって、
 そして劇場にとっても欠かせない存在になるのはそう遠くはない未来の話。


「それじゃあそろそろ帰りましょうか! 明日からまた、忙しい一日の始まりです!」


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