【ミリマス】環「かおりとたまきとおやぶんと!」響「ちょっと、自分は!?」
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21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/01(土) 11:53:29.89 ID:0ligPOBV0

「プロデューサーさん! ありさの代わりにシャッターを、後生ですから! 後生ですから!」

「……プロデューサー?」

「すまん、もうしないって。だからほらフォークは置こう、な? なっ?」

 その時だ、歌織さんと目と目が合う。

 彼女が環の口元を拭いているのとは反対側の手を伸ばし、人差し指を俺の頬にピタリと当てる。

「失礼」

 サッと、指で何かを拭う仕草。
 その指先にはバーガーに使われていたケチャップが。

「ふふ、プロデューサーさんも口元、気を付けてくださいね」

 そうして彼女は指先についたケチャップをペロリと舐めとると……。

 一拍、二拍、固まった笑顔のままで気の毒なほどに狼狽、当惑、成敗されてしまうのは恐らく俺の方。

 はらり、彼女の瞳から涙が伝う。

 環が俺を睨みつけ、響が持っているフォークで俺の手の甲を容赦なくつつく。


「おやぶん! たまきゆるさないって言ったよね!?」

「環! 弁当が引っくり返るから座れ!」

「プ、プププププロデューサー!? たっぴらかすよっ!!」

「響は何言ってんのか分からんぞ!」

「ああん!?」

「いや、怒ってるのは分かるけどな! なっ!?」

 押し倒され、馬乗りにされて、正にこれから成敗されようとした瞬間、
「待って、二人とも!」と歌織さんが環たちの行動を制止した。


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