12: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/07/01(土) 00:09:13.99 ID:47jOOTyu0
3年後、イブ・サンタクロースとイブPと。
3年前のクリスマスから、俺はイブの手伝いとして事務所の年少組にプレゼントを配っている。
毎年恒例のクリスマス会、そしてその後にあるお泊まり会。皆が寝静まった頃が、俺とイブの仕事時間だ。
「それでは、今年もよろしくお願いします〜」
「う〜い」
プレゼントの入った白い大袋を担ぎ、俺はお泊まり会場と化した会議室へ入った。
すやすやと寝息を立てているみんなの枕元にプレゼントを配り終える。今年も、ちゃんと仕事をこなすことが出来た。
「あ、一つ忘れてました〜」
イブが袋からカラフルな包装紙で包まれた一つの箱を取り出した。
「これ、ちひろさんにです〜」
なるほど。去年と一昨年の反省を生かし、今年は保護者役を買って出たちひろさんにもプレゼントを用意したのか、さすがはイブだ。
「俺が届けてくるよ、いつもちひろさんにはお世話になってるし…それに、イブはこれからが本番だろ?」
「ありがとうございますぅ、では…」
イブからプレゼントを手渡される。包装されたプレゼントの大きさは片手に収まる程度だが、やけに重かった。
「中は何なんだ?」
「それは明日までのお楽しみということで♪」
そういうとイブは、ブリッツェンに乗り屋外へ出て行った。
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