スライム「勇者様と魔王様」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/28(水) 15:34:50.30 ID:eGu2kL/YO
僕が生まれて初めて目を開けた時、魔王様は僕の置かれた机にかじりつく様にして僕を見つめていた。その時はすぐ目の前に顔があったものだから、僕もビックリしちゃって少し後ずさってしまった。


生成される段階で、僕は色々な知識を持つ様に調整されていたから、この目の前にいる人が仕えるべき人なのだって認識はできていたけど、やっぱり少し怖かった。


何も言えずに後ずさってプルプル震えているだけの僕に魔王様もはじめは驚いた様だったけど、すぐに屈託のない笑みを浮かべて、はじめまして、って声をかけてくれた。その嫌味のない笑顔、とても澄んだ目、優しい声が、僕の不安をすっかり消し飛ばしてしまっていた。


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