72: ◆Y096V6Llx.[saga]
2017/06/29(木) 01:36:43.80 ID:fth49gqm0
「うぐっ!」
甲板を蹴り、突出していた敵兵にカトラスを突き刺す。
突き刺した反動を利用して、マストの方向へ飛び、ホルダーから銃を抜き取る。
「さて、的になりたいのは誰かな?」
商人に銃を向けたら、商人は怯えてしゃがみ込む。
いい気味だ、と思いながら、状況を確認する。
「っと、忘れてた」
真上にいる銃兵を二人、足場ごと撃ち抜く。
致命傷だったようで、そのまま甲板へと真っ逆さまに落ちていくのが確認できた。
「ゴミ掃除は最優先だったなぁ」
「お次は…お前らだな」
商人の隣の兵に幾つか銃弾を撃ち、マストから降りる。
相手も戦意を喪失していないのか、素早く取り囲んできた。
だが、どう見ても彼らじゃ力不足だ。
「ハハハハ…。私を捕まえるって言うならさ…」
「ガチモンの化け物10匹くらいは連れてこいよ」
右側にいた兵に一発撃ち込み、目の前に走って来た兵にシャイニングウィザードをかます。
首元にカトラスを滑り込ませ、そのまま動脈を切断。
逆手に持ったカトラスを上に投げ、先ほど殺した兵のレイピアを分捕り、死体を蹴り飛ばす。
そして、体勢が崩れた兵たちを順番に切り殺していく。
後ろから向かう兵にレイピアを投擲すると、無防備になった私に兵が襲い掛かってきた。
「バーカ。さっき武器を上に投げたのを忘れたのか?」
兵が覆い被さる直前にカトラスを掴み、襲い掛かってきた全員を切り伏せる。
「ったく。私一人にここまでやられて恥ずかしくないのか?」
今の兵隊のレベルがこれなのだとしたら、呆れてくる。
「まっ、ここでお前らはゲームオーバーだ」
甲板にうずくまる商人たちを縄で縛らせるように、船員たちに指示を出す。
全く動かずにこちらを眺めていたが、そこは後で聞くとして。
さて、この船にはお宝はあるのだろうか。
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