男「僕には妹がいる」
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19:名無しNIPPER
2017/06/27(火) 16:42:40.23 ID:oR1ZkDKN0
妹「それでも薬は使う度に効かなくなってどんどん量が増えたわ」

元気娘「精神安定剤はわかったけど…でも毎日少量の毒物を摂取してるって…」

妹「それは兄さんから家から出るほどの体力を奪うため」

元気娘「なんでそんなこと!」

妹「兄さんが一人で外出してトラウマを思い出したらどうなると思う?」

元気娘「過呼吸に」

妹「それだけならいいわね」

妹「もし記憶を何かのはずみで思い出したら」

元気娘「………」

妹「間違いなく死のうとするわね」

元気娘「(こいつ…ほんとにヤバい警察に行かなきゃ)」

元気娘「そ、そっかー大変だね」

元気娘「じゃあ私帰るね!」

妹「待ちなさい」

元気娘「な、なに?」

妹「今の話聞かれて帰すと思う?」

元気娘「ちょっと…消火器なんて持ってどうする気…?」

妹「こうするのよ!」ガッ!

元気娘「………」

妹「キャリーケースに詰めて…兄さん…お見舞い明日になりそう」

翌日 病室

妹「兄さん!」ガラガラ

男「君は?」

医者「昨日の夜ね、突然暴れて、落ち着いたと思ったら記憶を全部忘れていたんだよ」

医者「嫌な記憶をしまって置けなくなった心がすべての記憶を消去したんでしょう」

医者「あなたと彼の関係は?」

妹「いも…恋人です」

医者「そうですか、親しい人とふれあうことで記憶が甦るかもしれません」

医者「これからは積極的にお見舞いに来てください」

妹「わかりました」

医者「それでは失礼」

妹「兄…男さん」

男「はじめましてでいいのかな…」

男「なんにも思い出せなくて」

男「君と俺ってどんな関係?」

妹「恋人よ…」

男「君みたいな可愛い子が恋人だったんだ」

妹「そうよ…男さん」



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