男「僕には妹がいる」
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18:名無しNIPPER
2017/06/27(火) 16:07:37.51 ID:oR1ZkDKN0
妹「兄さんはとてもダメな人だったわ」

妹「でも優しくて繊細な人だった」

妹「どんなに頑張っても私を認めない両親、私を虐めるクラスメイトそんな中で兄さんだけは私を認めてくれた」

妹「すごいね、自慢の妹だよって頭を撫でてくれた…そんな兄さんの為に私は頑張ったわ」

妹「兄さんは私のすべてだった…」

妹「そんな兄さんが悲しい顔をするから私は糞みたいな両親にもいい顔をしたわ」

妹「そしたらその両親なんて言ったと思う?」

元気娘「なんて言ったの…?」

妹「優秀な私がいるから病弱な兄さんを保険金をかけて殺そうって」

元気娘「………」

妹「そして学校から帰ったらいつもは兄さんのご飯を用意しない母が兄さんのご飯を作っていたわ」

元気娘「それって…」

妹「毒をもっていたわ」

妹「だから私は母親をテーブルに置いてあったナイフで何度も刺した」

妹「様子を見に来た父親もメッタ刺しにしたわ」

元気娘「死体は…どうしたの?」

妹「樹海に埋めたわ、どうせアイツらを探す人なんていないからバレないわ」

元気娘「………」

妹「でもね兄さんに見られちゃったの返り血まみれの私を」

妹「それで口を滑らせてしまったのこいつらが兄さんを殺そうとしたからって」

妹「それに兄さんはとてもショックを受けたわ」

元気娘「両親が殺されて?」

妹「違うわ、自分のせいで私を人殺しにしてしまったって」

妹「次の日から兄さんは何度も自殺未遂をしたわ」

妹「兄さんやめて!カッターを置いて!」

男「いつまでもお前に迷惑かけらんないよ…」

妹「兄さん!」

………

元気娘「今のお兄さんからそんな感じはしないけど…」

妹「精神安定剤のおかげよ」

妹「薬のおかげで兄さんは元に戻ったわ」

妹「あの日の記憶と両親の記憶を体が自己防衛の為に心の奥底に封印したの」

妹「だから兄さんは両親や親子に関係する物を見たり聞いたりすると体が拒否反応を起こして過呼吸になったりするわ」

元気娘「それで…」





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